「夫婦別姓を求めて、オーストラリアで結婚するという選択」 〜リーガルウェディングに込めた想い〜

私の担当したカップルの結婚が朝日新聞で取り上げられました。
タイトルは「夫の豹変、4度の改姓で至った海外「リーガル婚」 乾紀子さんの願い」というもの。
▶ 記事はこちら:https://www.asahi.com/articles/AST6B142VT6BULLI003M.html
お2人が選んだ結婚のかたちは、オーストラリアでのリーガルウェディング(法的婚)。
その背景には、日本国内でいまだ認められていない「夫婦別姓」を実現したいという、強い信念と優しい想いがありました。
日本では選べない“夫婦別姓”という選択肢
現在の日本では、結婚する際にどちらか一方の姓に統一しなければなりません。
これは世界的に見ると非常に珍しい制度で、G7の中でも唯一、日本だけがこのルールを採用し続けています。
「名前は自分のアイデンティティ。結婚してもそれを変えたくない」
「対等な関係でいたいからこそ、お互いの名前をそのままにしていたい」
そう願うカップルにとって、日本の制度は今も壁となっています。
そんな中、このたび紹介されたカップルは、日本の制度に疑問を持ち、オーストラリアで正式に婚姻届を提出し、法的に夫婦になりました。

“リーガルウェディング”とは?
オーストラリアでのリーガルウェディングとは、現地の法律に基づいた正式な婚姻手続きのこと。
オーストラリアでは、同性婚も合法であり、国籍に関係なく、必要な条件を満たせば海外からのカップルでも結婚が可能です。
リーガルウェディングは、ただのセレモニーではありません。
国の法律のもとで「夫婦」として認められ、その婚姻証明書は国際的にも効力を持ちます。
つまり、オーストラリアで結婚すれば、夫婦別姓のまま、法的に結婚できるのです。

夫婦別姓を求めて海を越えたカップルの姿
記事の中で紹介されていたカップルは、これまでも日本で結婚をしては離婚をして、また同じ相手と結婚をして、と姓を変えることに大きな抵抗がありました。
それぞれが自分の名前に誇りを持っており、またキャリアや生活にも影響があるからこそ、「別姓での結婚」を実現したいと願っていました。
オーストラリアのリーガルウェディングを知ったお2人は、ケアンズウェディングを見つけて下さり、正式に結婚。
その後、日本での戸籍には記載されないものの、二人は「夫婦」としての生活をスタートさせたのです。
結婚という出来事は、ただの“儀式”ではなく、“生き方そのもの”を問うタイミングでもあるのだと、改めて感じさせられました。


ケアンズやポートダグラスでのリーガルウェディング
日本とは異なり、個人の尊厳や多様性を尊重している国だからこそ、
こうした選択が当たり前のように受け入れられています。
美しい自然の中で、形式に縛られない自分たちらしい結婚をしたい。
夫婦別姓、同性婚、再婚カップル、子連れ婚、国際結婚……
多様な愛のかたちが尊重されるこの場所で、多くのカップルが人生の一歩を踏み出しています。
いろいろな環境、境遇にいるカップルのお手伝いをするためにケアンズウェディングは存在しております。

結婚に「自由」を求める時代へ
今回の報道をきっかけに、「自分たちの結婚のかたちって何だろう?」と考える方が少しでも増えれば嬉しいです。
結婚は、誰かの常識に合わせるものではなく、ふたりにとって最も心地よい形であっていい。
そして、選択肢が少ない日本においても、「海外ウェディング」という選択肢を知っていただけたらと思います。
リーガルウェディングを通して、ふたりの想いを大切にできる結婚をお手伝いすること。
それが、私の役目でもあります。


最後に
今回ご紹介した記事はこちらからご覧いただけます。
▶ 朝日新聞デジタル「夫婦別姓でいたいから、海外で結婚」
夫婦別姓について書いた記事
➤https://cairns-wedding.com/blog/blog-5652/
➤https://www.instagram.com/p/DGVfPF0MoN3/
他にもプロレスで名のあるこの方のお手伝いもさせて頂いております。
➤https://ameblo.jp/ohka-yumi/entry-12774200622.html
夫婦別姓、国際結婚、海外リーガルウェディングに関するご相談も、随時受け付けています。
あなたらしい結婚のかたち、ぜひ一緒に探していきましょう。
#夫婦別姓 #リーガルウェディング #オーストラリア結婚 #海外ウェディング #LegalWedding #オーストラリア婚 #多様性を祝う結婚 #人生の節目に自由を