たった一人の人生に届くということ〜私が大切にしたい働き方〜
「たった一人に届くこと」の価値
〜数字では測れない、本当に大切なもの〜
皆さんはトニー・ロビンスをご存じですか?
世界中で有名なトニー・ロビンスをお父さんとして持つ息子は、
どんな気持ちで生きているんだろう。
最近、世界的に有名な成功哲学の指導者、トニー・ロビンスの息子である
Jairek Robbinsさんの投稿を目にしたのです。
彼は自分の本を出版し、
なんと3万冊も売り上げたそうです。
普通に考えたら、これは本当にすごいことです。
多くの人に読まれ、多くの人に影響を与えた証です。
でも彼にとっては、
その「3万冊」という数字は、
心から喜べるものではなかったそうです。
なぜなら、彼の父はトニー・ロビンス。
世界トップレベルの成功者であり、
常に「圧倒的な結果」を求め続けてきた人です。
そんな父のもとで育つということは、
自然と“基準”がとてつもなく高くなるということ。
どんな結果を出しても、
「まだ足りない」
「もっとできるはず」
そんな言葉や空気の中で生きてきたとしたら——
3万冊売れたという成果ですら、
「すごいこと」ではなく、
「まだまだ」という評価になってしまう。
実際に彼は、
達成感よりも、
むしろ“ディサポイントメント(失望)”や
“失敗感”のようなものを感じていたそうです。
このストーリーは
自分自身のことも重なりました。
私たちはつい、
「どれだけ売れたか」
「何人に届いたか」
「どれくらい結果が出たか」
そんな“数字”で物事の価値を測ってしまいがちです。
SNSのフォロワー数や、いいねの数、
売上や成果、ランキング。
目に見えるものはわかりやすいし、
評価もしやすい。
だからこそ、そこに意識が向くのは自然なことかもしれません。
でも、本当に大切なものって、
それだけなのでしょうか。
Jairekさんは、ある日、
一人の人からこんな言葉をもらったそうです。
「あなたの本のおかげで、人生を救われました」
たった一人からの言葉。
でもその言葉が、
今度は彼自身の心を救ったのです。
3万冊という数字では感じられなかった価値を、
たった一人の言葉が教えてくれた。
これは、すごく深いことだと思います。
たとえ100万人に届かなくても、
たった一人の人生に大きな影響を与えることができたなら——
それは、本当に尊いことなのではないでしょうか。
たった一人でもいい。
その人の心に届いて、
その人が前に進むきっかけになって、
その人の人生が少しでも明るくなるなら。
それって、数字以上の価値があると思うのです。
数字は目に見えます。
だから安心できます。
でも、人の心に与えた影響や、
人生に起きた変化は、
数字では測れないことがほとんどです。
だからこそ私は、
目の前の「一人」を大切にしたい。
一人一人と丁寧に向き合い、
その人の人生にそっと寄り添えるような
そんな仕事や発信をしていきたいと、改めて思いました。
ウェディングの仕事でも、
まさに同じことを感じています。
一つの結婚式は、
たった一組のお客様のためのもの。
でもその一日が、
そのお二人にとって一生の記憶になり、
家族の関係を深め、
人生の大切な節目になる。
それは、決して数字では測れない価値です。

だから私は、
「何組やったか」ではなく、
「どれだけ心に残る一日を創れたか」を大切にしたい。
そんな想いを、改めて強く感じました。
最後に、心に残ったエピソードをもう一つ。
後日、トニー・ロビンスは息子に電話をし、
こう伝えたそうです。
“It was not fair.”
「それはフェアじゃなかった」
その一言に、
たくさんの想いが込められていたのだと思います。
どんなに偉大な人でも、
完璧ではない。
でも、気づいて、謝ることができる。
その姿にも、
とても大きな学びを感じました。
私も、完璧じゃない。
でも、誰かにとっての「たった一人」に寄り添える人でいたい。
そしてこれからも、
数字だけでは測れない価値を、大手のブランド名とは違った価値を
大切にしていきたいと思います。
応援していただけたら嬉しいです🌸