大手ウエディング会社のカラクリ
私がウエディング会社に勤めていたから分かった大手ウエディング会社のからくりシステムをお伝え致します。
結婚式って一生に一度で、あまりリピーターっていないですよね。
終わってしまったら、もう特に口コミで伝える事も一般的なものよりも少ないと思います。
あまり聞かないウエディング会社のからくりをどうぞお読みください。
持ち込み衣装規制
ウエディングドレスやタキシードなどの衣装を持ち込み制限するウエディング会社が多いと思います。
また、衣装を持ち込みしたければ、5万~10万円程の持ち込み料金がかかります。
その理由は
自社の衣装を販売、又はレンタルすることで、かなりの利益率があるからです。
アパレル関係をご存知な方はわかるかと思いますが、アパレルって結構利益率がいいんです。
つまり、原価はいくらで販売額はいくらなのか?
っという世界です。
ドレスは何十万円もする高額商品です。
ベトナムなどのコストが安くすむ場所でドレスを作ってます。
つまり衣装を販売又はレンタルしないと、大手ウエディング会社の利益が見込めないのです。
だから衣装を持ち込みされては、利益率が低くなってしまう為、持ち込み制限をしているのですね。
写真のアップグレードを見込んだ、金額設定
キャンペーンなどでお得に見えるパッケージの挙式料金で
写真16カットほどついているものがあります。
写真16カット。。。
入場シーン 数カット
挙式の流れで 数カット
誓いの口づけ 数カット
指輪交換 数カット
退場シーン 数カット
16カット~20カットでは挙式全体のシーンを残すのに足りなーーい。のです。
ましてや、お外のシーンや、集合写真、会場での写真など考えると少なくても60カット以上ないと写真に挙式全体のシーンを収めるのがとても難しいのです。
つまり
大手ウエディング会社のパッケージでは、
もともと安くパッケージ料金を設定し魅了させておいて、いざ申し込む段階で「写真の枚数が少ないのでアップグレードしましょう」
という流れになり、とても高い金額の映像系アップグレードが待っているわけです。
なんとなく思っていた金額よりもどんどん高くなっていく。。っていうカラクリです。
衣装も付いてます。
パッケージの中で含まれて選べる衣装は数点のみ。
衣装が含まれているから魅力的だと思ったパッケージ挙式も、開けてみたら、衣装は全然女子が憧れない
古い20年位前の型のものだったり、サイズの種類がなかったり。。
ではアップグレードしましょう。
そしたら、もっと好きな衣装が見つかるはず。。
という展開になるわけです。
そうすると、衣装だけでまた何十万円と余分にお金がかかってしまうのです。
海外ウエディング先の現地販売
日本のウエディング会社の支店で
衣装や映像関係のアップグレードの案内
追加のオプションの案内
など
さんざんウエディングに関係するお金がかかる要件の案内を聞き、全てを決めて、挙式にかかる全ての金額を清算し、いざ海外ウエディング先の現地へ行くと
また大手ウエディング会社の現地法人が
「現地販売」がいくらできるか、気合をいれてお待ちしております。(笑)
もう既に決めてきた衣装小物のアップグレード
ドレスはさすがに現地で変更は出来ませんが、衣装小物なら変更、又はアップグレードが可能です。
「お持ちのイヤリングより似合うイヤリング」をお勧めしてみたり、
「ベールのイメージや手袋のイメージはこちらがいいのでは」と変更を促してみたり、
「ビデオをお申込みしてないお客様に、ビデオの良さ」を再度説明してみたり。
あれよこれよと色々とお勧めします。
もちろんお客様が気に入って衣装小物などアップグレードや変更する場合もありますが、
明らかに、アップグレードや変更に興味のないお客様もいらっしゃいます。
でもとにかく、現地販売が発生するように、いろいろな角度でアピールアピール。
なんとなく申し込んで、さらに10万円以上を海外ウエディング先の現地で支払うことに。。
海外に来たら、気持ちも大きくなって、太っ腹!ってことにもなります。
少しでもこのウエディング会社のカラクリシステムを知っていると、
自分の選択をあいまいなものにせずに、シンプルにご自身の結婚式で求めるものだけを追求すれば、
思い通りの結婚式が挙げられるはずです。