講習会③日本と海外(オーストラリア)のウエディングの違い【ウエディングプランナーになりたい人必見】 | 海外挙式・フォトウエディングならケアンズ・ウエディング
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講習会③日本と海外(オーストラリア)のウエディングの違い【ウエディングプランナーになりたい人必見】

今回は私が日本で小さな結婚式をし、オーストラリアでも結婚式をした経験+日本のお友達の結婚式に参加し、オーストラリアでもお友達の結婚式に参加した際の経験に基づくものです。個人の見解も入ってしまっているかもしれませんが、ご了承下さい。

ウエディングドレスなどの衣装

日本のウェディングドレスの伝統

衣装レンタル

日本はレンタルウエディングドレス、レンタルカクテルドレス、レンタル白打掛など、様々な衣装をレンタルする伝統が昔からあります。

レンタルドレスのメリット

①購入より少し安め(購入とほぼ変わらないドレスも中にある)

②現地(挙式会場)に行けば、準備されており、会場に衣装を持ち運ぶ手間がない

レンタルドレスのデメリット

①ぴったりサイズのドレスが見つからない

②レンタル衣装を汚してしまった際の心配

 *汚してしまった時用にレンタル衣装用の保険を勧められる。これも安くない。。

③購入してしまうと、タンスの肥やしになり、収納場所がなく、今後着る機会がない

衣装替え

白打掛などの着物姿からウエディングドレスにカクテルドレスなど、衣装替えをする方が多い。

海外のウエディングドレスの伝統

まず、レンタルドレスと言う概念があまりない。

レンタル衣装をしてくれるドレス屋さんがあまりない理由

①純白のウエディングドレス、誰も袖を通してない新品のウエディングドレスを自分の結婚式の時に着たいと思っている花嫁さんが多い。

②ウエディングパーティーに5時間や6時間かける人も多い。その為、ワインのシミが衣装についてしまったり、汗で黄ばんでしまったりと衣装の汚れが多く、衣装屋さんはレンタルするとその衣装が使い物になくなる可能性がある。

衣装替えをしない

日本の着物や中国のチャイナドレスのように、民族衣装を持っていないオーストラリア人含む西洋人は伝統の衣装が特にありません。

ですので、伝統の衣装からウエディングドレスと言った衣装替えをすることはありません。

またウエディングドレスからカクテルドレスにする方もほとんどいません。結婚式から披露宴まで、同じ衣装(ウエディングドレス)を着ます。

ウエディングパーティーの座席

日本人のウエディングパーティー座席表のパターン

ご家族構成や招待するゲストにもよるかもしれませんが、親友や会社関係の人を真ん中や前の方にし、ご家族や親族は後ろの方にする座席表のパターンが多い傾向があります。

謙虚な心、家族を前に出さなく、控えめにし、友人などを前に出しておもてなしするような心がある日本人のパーティーの座席表を拝見します。

海外のウエディングパーティーの座席表のパターン

やはり大事な人は家族、親族。そういう人たちはど真ん中のド前のお席。その他友人はその交流度によってお席の場所は変わりますが、会社関係であっても、後ろの隅の席にしたりするパターンを見ます。

結婚式前夜の過ごし方

日本人の結婚式前夜の過ごし方

「嫁に嫁ぎます。。お世話になりました」的な両親とご挨拶をして、挙式前夜はご家族(両親)と過ごし、最後の実家にいる時間を楽しむ過ごし方が一般的です。

海外の結婚式前夜の過ごし方

「ヘンズナイト」という言葉を聞いた事がありますか?

挙式前夜に仲のいいお友達とはちゃめちゃパーティーをします。

リムジンに乗ってクラブに行ってお酒を飲んで、その後、予約してあるホテルのお部屋で男性ストリッパーを呼んで、わいわい。

テーマカラーなどを決めて、みんなでピンクの衣装をまとって、お揃いコーデを楽しんだり。。。

また、おち〇んちんのカタチのしたストローなども売っているので、そういう時にしか使わない小物などもそろえて楽しんじゃいます。

hens party ideaやhens party gameなどと調べると沢山出てきます。

ハチャメチャ楽しんで、結婚式を迎えるノリノリ感満載の結婚式前夜を過ごす海外の花嫁さんたちです。

ウエディングプランナーの存在

日本の結婚式会場

会場それぞれにプランナーがいて、プランナーが全て契約している会社(花屋やカメラマン、メイクさんなど)を手配してくれます。つまり挙式会場にプランナーは自動的についてきて、全てお世話をしてくれます。

海外の結婚式会場の在り方

基本的に、会場、花屋、牧師、生演奏、メイクさん、カメラマン、ビデオマンなど自分で探します。

会場にプランナーがいたとしても、会場の開け閉めはしてくれますが、カメラマンやメイクさんなどは自分で手配しなくてはいけません。会場のプランナーに問い合わせると、ネームリストをくれて、自分で必要な人にコンタクトするように言われます。そこで、フリーウエディングプランナーが日本の会場のプランナーのように準備や挙式当日をスムーズにするお手伝いをする事が多いです。ただ、最近は挙式会場によって日本のようにプランナーがいて、全て手続きをしてくれたりしますが、会場のプランナーを使うと値段が高くなったり、融通が利かなくなったりすることもあります。

ゲストからのお祝い

ゲストから頂くもの(日本人編)

日本ではお祝儀として、3万、5万など、2で割れない数字(縁起のいい奇数?)9万は(く=苦)なので縁起悪いとか。。を渡します。

カップルからゲストへ

引き出物やギフトのようなものを必ず用意します。また遠方から来てくださった方には交通費を渡したりします。

ゲストから頂くもの(海外編)

欲しいギフトをカップルから指定されます。例えば、「〇〇さんからテーブル」とか「〇〇さんから食器セット」のような感じで、欲しいものを頼まれます。これらは挙式会場に持っていけるものは持っていきますが、そうでないものは別日に渡したりします。

または物ではなく、お金でリクエストをすることもあります。

一般的なお祝儀のような習慣がなく、カップルから何も指定されなければ、ワインや花などのプレゼント (お金を用意する人もいます) としてゲストがそれぞれ用意します。

カップルからゲストへ

日本のような引き出物と言うものはありません。その場を楽しんで頂くのに十分おもてなしをしているという感じで、プラスαのお引き出物(お返し)は用意しないカップルが多いです。

パーティーの内容

日本のパーティー

一般的な流れとして、主賓挨拶や、乾杯、ウエディングケーキ入刀などは同じです。

日本のパーティーは後半にゲストによる余興があったり、お色直しがあったり、祝電紹介があったりしますが、海外のパーティーでは余興などはあまり見かけません。

また両親へのお手紙等は最後の最後の〆でされます。感動の後ご挨拶をして退場という流れですね。

海外のパーティー

日本のパーティーと決定的に違うところはダンスパーティーをします。

パーティー会場の真ん中にダンスフロアを設けて、そこでまず、新婦と新婦父又は新婦と新郎が二人でダンスをします。その後はゲストと一緒にノリノリの曲を踊って、場を盛り上げます。ダンスパーティー用に生演奏用のバンドを雇うカップルも多いです。

ゲストからのスピーチや両親への手紙はだいたいダンスパーティーの前に済ませてしまいます。ダンスパーティーが始まって、みんなが席を立って盛り上がってからは、もう自由な感じです。タイミングを見計らって帰りたい人は帰る。飲みたい人は飲む。ダンスしたい人はダンスするっていう感じです。という事で、あまりパーティーの〆を日本のようにしない事も多いです。

もちろん、パーティーの内容は人それぞれですので、国柄だけでなく、人によって多少違いはありますが、私が感じた主な違いです。

結婚式は親族の挨拶なども含め形式も入れ込むことが大切だとは思いますが、一番は、カップルもゲストも楽しんだもの勝ちです。

ゲストもカップルも一緒に楽しんでしまいましょう!

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