19歳の私が残した言葉──未来の自分へのメッセージ実家で見つけた、人生の原点
19歳の私が残した、メモ
実家に帰ってきて、自分の荷物を整理していています。
あの頃の手紙や日記、懐かしい写真に混じって、ふと1枚の紙切れが出てきました。
それは、19歳のときにアメリカへ留学する前に、自分で書き残していた「メモ」。
処分する前に忘れないように、そして今の自分にとっても大切な言葉として、ここに書き留めておきます。
留学した時の学生証も出てきました。
若いなぁ〜

19歳の私が書いたメモの全文
「人間は誰もがほんの瞬間の感動のために生きている。苦しんでいる。
何をやるにしても苦労はつきものだし、苦労なくしては何の感動、喜び、嬉しさも味わえない。
部活をして、涙を流しながら練習する。みんな、それは試合に勝ちたいがため。
勝った時には、熱く涙が出る。
何をするにも“理由”はあとからついてくる。
初めはみんな分からずにやり始めるけれど、やり終えた時にようやく、
『自分はなんでこれをやりたかったのか』に気づく。
留学することが=何かの役に立つとは限らない。
帰国子女の方が英語が話せる。
そんなことを最初から考えていてはダメ。
留学の過程こそが大切で、それは自分次第でどうにでもなる。
そして留学を終えたあとの“自信”。
『こんなにやったぞ』という経験は、形にならなくても必ず今後に生きる。


今思う事
当時の私は、留学に対して不安と期待の入り混じるなかで、自分に言い聞かせるようにこの言葉を書いたんだと思います。
今になって思うと、「結果よりも過程」「やってみないとわからない」「やり切ったという自信が未来をつくる」——
その価値観は、今の私の人生の土台になっているような気がします。
昔の自分、ありがとう。
そして、これからの自分にも、この言葉を忘れずにいたい。
この時から30年経った今もまだ、同じように何かにもがきながら、でも自分を信じて、一生懸命生きている私に今宵は乾杯しよう。