コロナ中に日本からオーストラリア、ケアンズに戻ってきた友人の証言
コロナで海外になかなかいけない。
家族、親族が亡くなってしまったのに、コロナの今国境が閉ざされていて、なかなか簡単に行き来する事が出来ません。
限られた飛行機と言うのもありますし、日本到着時、オーストラリア到着時に 14日間の隔離しなくてはいけません。
ぶっちゃけ、どうなっちゃってるの?
っと疑問に思う方もいらっしゃると思いますので、昨日お友達が必至の思いで日本からオーストラリア、ケアンズに戻ってきましたので、その様子を書きたいと思います。
飛行機がない
日本から直行便の飛行機がANAの羽田ーシドニーしかないようですが、一人32万円とびっくりするぐらいの値段。家族連れではかなり現実的に厳しいですよね。
そこで、成田ーシンガポールーブリスベンーケアンズというルートで帰ってくることを決めた友人。
成田ーシンガボールーブリスベンは7-8万円くらいだったそうで、手が届くチケットの値段だったそうです。
州から州への移動が制限されている。
オーストラリアにはQueensland, New South Wales, South Australia, Northern Territory, Western Australia, Tasmaniaと州が分かれていて、州によって法律も違えば、運転免許証も違います。
それぞれの州によって現在(2020年8月27日)も状況が違います。
メルボルンはロックダウン4という、かなり厳しいロックダウンをしており、行動範囲も5KM以内で、一人、一回の買い物しか許可されていません。
その反対に、私が住んでいるケアンズは普通の生活を送れています。買い物も自由。行動も自由。お店も自由。レストランもなるべく予約するようにはしますが、基本自由です。
何も制限されていません。
ですので、羽田ーシドニーの飛行機でオーストラリアに入れても、シドニーからケアンズは州間の制限があって、入れなかったりするので、やはり海外からは同じQueensland州であるブリスベンに入るのが無難だったそうです。
飛行機の様子
飛行機はトランジット(乗換)の人と降り立つ人とで、席が固めてられていたそうです。
飛行機の席も、だいたい家族やカップル事に一列使われていて、知らない人同士で隣同士にはなっていない配列だったそうです。(ソーシャルディスタンスを考慮している席割り)
まず、成田からシンガポールに到着したら、飛行機の中で、乗り換えの人は手を挙げる様に言われ、リストバンドを配られて、手首にリストバンドを付けます。(分かりやすい様に目印)その後、一列に並べられ、まっすぐ大きなロビーエリアに案内されるそうです。
そこは大きなロビーエリアだったそうで、ソーシャルディスタンスなどは全く気にしなくてもよかったそうです。
その後、乗り換え便事に案内されたそうです。
「ブリスベンに行く人~?」とか「○○行く人~?」と言うように声をかけられたら移動するという、完全にコントロールされていたそうです。
その後、シンガポールからブリスベンに行き、ブリスベン空港に着いたら、警察官などがまた飛行機に乗り込んできて、降りる人と乗り換えの人と振り分けれたそうです。
お友達は、そのままブリスベンに14日間の隔離を余儀なくされます。
オーストラリアに到着後どのように隔離されるの?
オーストラリア、ブリスベンに到着後、また一列に並ばされて、指示通りに動きます。
その後、書類を渡され、サインを求められます。
その書類には、これから14日間の隔離にあたっての説明書+ホテルの場所、3食お食事付きの旨、ホテル代金、お食事代金などが書かれていたそうです。
また細かなランドリーの出し方、タオル交換などの仕方、ごみの出し方なども書かれていたそうです。
ホテルも2人(家族など)で一部屋を既に予約されていたそうで、一部屋14日間で2000ドル程度、お食事も一日25ドル程度だったそうです。
その支払い請求書が後ほど送られてくるので、必ず支払う旨にサインをします。
そしたら、空港からすでに(政府が)手配しているチャーターバスに載せられ、ホテルに向かいます。
ホテルでは、レセプションでチェックインすることなく、ホテルに滞在している警察官から、カギを渡され、ホテルのお部屋まで連れていかれるそうです。(逃げ出さないようにお部屋まで見届けられる)
警察官もとっても優しい人だったそうです。
ホテルで隔離中のケア
ホテルに隔離中は、政府機関のスタッフから、メンタルに病んでないか、困ったことがないかなど、2-3日ごとに電話がかかってくるそうです。
とても親切にお話を聞いてくれたり、ケアをしてくれたそうです。
さすが、オーストラリア!
あっぱれと言うぐらい、手配、手続き、流れがしっかりとしてます。
ちゃんとどこの国から誰が入国して来て、どこのホテルに隔離しているのか、政府が管理していて、コントロールがされているようでした。
その反対に、日本では、全くそういう手順がなかったそうです。いつでも隔離せずに外出できる感じ?だそうです。
それぞれの国によって方針も違えば、やり方も違います。
この先、コロナがどのようになるかはまだ分かりませんが、みんなでこの大変な時期を乗り越えましょう!