仕事とは何なのか?
私は、安定の大手ウエディング会社を自ら辞めて、自ら独立し、フリーランスウエディングプランナーになりました。
ウエディング会社勤めでは、ほぼ毎日、お打ち合わせやら挙式の介添えやら、楽しくお仕事をさせて頂いておりました。
ただ、同じスタッフの中には、「仕事はお金を貰う手段」という価値観の元、働いているスタッフも多かったです。楽しいことはプライベートで過ごせばいい。「仕事は割り切ってお金をもらう場所。」
もちろん、仕事と自分の人生を割り切って、各々の人生が楽しいのであれば、それはもちろん、幸せな事かもしれない。
でも、私は常に、「仕事とは何なのか?」を考えてきた。
ではここからは、田端信太朗氏の引用をさせて頂きます。
終身雇用制度のほころびが見えはじめ、「個の時代」という言葉がかなり浸透してきました。
定年まで約30年も時間、会社の一員としてではなく、個人として社会へと向き合う必要があります。
ただ、一会社員である自分がどうやって、社会と向き合う力・考え方を得るのか。
「仕事とは何なのか」
昼メシどきにそこらのラーメン店に入ると、どう考えても700円の値打ちなんてない、カップラーメン以下の味しかしない、まずい1杯に出くわしてガッカリすることがある。
ラーメン店のオヤジは朝から早起きして汗水たらしてスープを仕込んでいるのだろうが、彼が作るラーメンは客に満足を与えない。
それどころか「二度とこの店には来るものか」と憤りさえかき立てる。
客をがっかりさせるようなクソまずいラーメンしか作れない、ラーメン店のオヤジは、果たして「仕事をしている」と言えるのだろうか。
シンプルにまとめるならば、仕事のあるべき姿は「お客様に喜びを与えること」「他人の役に立つこと」だ。
よく「汗水たらして働いている人になんて無礼なことを言うのか」「どれだけつらくて苦しいか考えてみろ」と文句を言う人がいる。
はっきり言おう。汗水だとか、つらいだとか、苦しいだとかそれ自体には一切価値はない。
一言で言えば、「お客様を喜ばせること」、それだけがブランド人の仕事だ。
どんなに苦労したって汗や血や涙を流したって、誰も喜んでいなければ仕事でも何でもない。真夏の炎天下に、土だらけになってスコップで穴を掘り、またそれを埋める。
額には大いに汗が流れるだろう。この汗水に意味はあるか?ないに決まっている。
その仕事に感謝してくれるお客様がいないからだ。「働く」という漢字は「人偏+動く」と書く。
君の仕事によって君のお客様が喜びに打ち震え、人の心を動かして初めて、君の仕事が世の中に価値を生み出したことになる。
君の仕事の本当のお客様は誰なのか?他人や社会とどのような関わりをもっているのか。どうすれば、君の仕事がお客様とその集合体としての社会を盛りたてることができるのか。大義や志はそこにあるか?
夜寝る前に、「今日1日の自分の仕事は、誰を喜ばせたのか?誰の役に立ったのか?誰から感謝されたのか?」まずはそこから考え始めてみてほしいのだ。
では、「どうすれば人は喜んでくれるのだろうか」。
ブランド人たるもの、極めてシンプルにして本質をついたこのポイントを、朝起きた瞬間から夜寝るまで常に考え続けなければならない。
たとえば、iPhoneの新製品を誰よりも早く手に入れたいがために、銀座のアップルストアの前で1週間も2週間も徹夜の座りこみを続けるクレイジー・ガイがいる。
そんなクレイジー・ガイのために、魔法瓶に詰めたお茶やコーヒーをもっていったらどうなるか。
1杯100円の値段をつけて座りこみの列を練り歩けば、それなりの数が売れると思う。
真冬のさなかに熱湯とカップラーメンをセットで出前すれば、原価150円のラーメンが300円で売れるかもしれない。
汗水たらしてまずいラーメンを仕込むことが仕事なのではない。
「どうすれば人が喜んでくれるだろう」と知恵をめぐらせ、相手の立場に立って想像力を働かせれば、喜びのリターンに応じて君の仕事の価値は上がっていくのだ。
ブランド人たるもの、「カネを稼ぐ」という自分本位の目的など捨て、「他人の幸せ」を考えなければならないのだ。
それができたときにカネは勝手についてくる。
田端信太朗氏の言葉引用
ケアンズウエディングの会社の心得は、「Just for your smiles」
お客様の喜びと笑顔のお手伝いをするために、この会社を始めました。
小さなケアンズで、このように会社を始めるのは、とても大変でしたが、常に「仕事とは何なのか?」を心にとめて、自分の役割、自分の使命、自分の喜びを考えていこうと思っております。
フリーランスウエディングプランナーという、「個人」と言う微々たる力ではありますが、必ず、お客様には「ケアンズウエディングを選んで良かった」と思っていただけるように、全力で頑張りますので、どうぞ宜しくお願い致します。