ウエディング業界とYouTube業界を重ね合わせて考える。
あまりお笑い系などのYouTubeを見る事はない中、昨日、ぱっとYouTubeを開けて、なぜか分からないけど、芸人、宮迫さんのチャネルを見てしまいました。
そしたら、生配信をしていて、地上波のテレビのコマーシャルにご自身が出る瞬間をとらえる生配信。
とにかく見ている人の数がすごい。14万人とかがチャットでコメントをしている。
オーストラリア、ケアンズの人口が13万人。最近少し増えたとしても14万人から15万人だろう。
っと考えると、14万人が一度に同じ時間に同じYouTubeの同じチャンネルを見てるって本当にすごい現象だと思う。コメントにはフランスや韓国などの海外からのものもありました。
生配信の途中で、有名YouTuberのカジサックに電話をする場面が。
事務所の関係で、関わることが出来ないと前置きした上での電話。
一緒に生配信をしている YouTuber ヒカルさんは「youtubeはこういう事なんです。」と言ってました。つまり、会社がらみの壁みたいなのを壊して、いいものが生まれるんじゃない?という感じでしょうか。
今はそういうしがらみとか、事務所の関係とかどうでもよくて、そういうのをしていたら楽しいものも作れなくなる。というようなコメントもしてました。
今の時代の流れ。
本当にそう思うのです。特にウエディング業界。
この流れをウエディング業界に当てはめようと思います。
独占する挙式会場
ウエディング会社の特徴として、挙式会場を独占する事で、お客様がその会場を気に入ったら、そのウエディング会社を使わなくてはいけなくなります。つまり、値段やその会社の雰囲気というのは選ぶことが出来ず、自動強制的に、そのウエディング会社を利用することになります。
これ古くないですか?
まさにYouTubeと同じで、会社のしがらみや、固定観念、会社とのかかわりなどを気にしていたら、いいものも出来なくなる。
お客様だって、「ここの会場はいいけど、スタッフの雰囲気などが合わない」という場合だってあるはずです。
挙式会場を独占する必要はないし、そこのウエディング会社を必ず使わなければいけないという、選択が出来ない環境が良くないと思います。
独占するドレスショップ
ドレスショップも日本では大手ウエディング会社とドレスショップが提携をしていて、このウエディング会社を使うなら、ここのドレスショップからドレスを選ばなくてはいけないというルール。又は自社のブランドのドレスを購入、レンタルしないと気に入った会場での挙式が出来ないというルール。このルールは海外、オーストラリアにはありません。それって、お客様の選択の自由を奪ってますよね。お客様の為にご紹介はしても強制はしてはいけないと思います。
そして、もしお客様が他のドレスショップのドレスを着たいのなら、持ち込み料がかかってしまうというカラクリ。このやり方も今の時代の流れにはマッチしないような気がします。
人は人に集まる
YouTubeって基本的に個人のチャンネルを私たちは見に行きます。沢山あるチャンネルで、「このチャンネルのこの人いいなぁ」っと思ってチャンネル登録しますよね。
同じエクササイズやヨガのYouTube配信でも、人によって同じヨガなのに、なんだか内容やチャンネルの雰囲気が違います。
結婚式も同じ挙式会場や同じ内容なのに、ウエディングプランナーによって結婚式の雰囲気や内容が違ってくると思います。
その雰囲気や人の選択は自由の方が良いはずです。
人は人に集まり、「物を買う時は人から買う」というように、物を第一優先として買う理由がなくなっています。「この人からこの商品を買いたい」「この人と一緒にこれを成し遂げたい」など。機械では代用できないし、心も満たされない。人とのコミュニケーションは今後も残っていきます。人とのかかわり、ふれあいを大切にしたいと思っております。
時代はすごい早い勢いで流れています。
歴史上、生き残った動物は、強い動物でも大きい動物でもありませんでした。
歴史上、生き残った動物は変化に強い動物でした。
変化に強く、適応できる人間でありたいです。